2020年2月23日、京都の嵯峨嵐山文華館にて第１回ちはやふる小倉山杯が開催されました。
本大会は、ちはやふる基金にとっても設立後最初の活動の機会です。今回私たちは大会協賛団体として、ポスタービジュアルのご提供及び公式サイトの開設を担当、また基金発起人・末次由紀より出場選手の方々へ次の賞金を贈呈させていただきました。

優勝１００万円、準優勝５０万円、３位２５万円、４位１０万円
また１回戦敗退の４選手に奨励賞として５万円／人

＜末次の描き下ろしによる大会キービジュアル ©末次由紀/講談社＞

競技かるたの楽しさを多くの人が知るきっかけとなるようにと企画された本大会。豪華8名の出場選手は、名人位・クイーン位等のタイトル保持者、全国大会優勝者の中から選出されました。

　粂原 圭太郎　名人　　　（京都大学かるた会）
　本多 恭子　　クイーン　（大津あきのた会）
　岸田 諭　　　準名人　　（篠山かるた協会）
　山下 恵令　　準クイーン（東京明静会）
　坪井 寛行　　七段　　　（東京大学かるた会）
　荒川 裕理　　六段　　　（京都小倉かるた会）
　中島 宇一　　五段　　　（東京大学かるた会）
　山添 百合　　六段　　　（京都小倉かるた会）

決勝は、1月に初防衛を果たしたばかりの粂原圭太郎名人 (京都大学かるた会) 対山下恵令準クイーン (東京明静会)、3位決定戦は岸田諭準名人 (篠山かるた協会) 対山添百合六段 (京都小倉かるた会)の試合となりました。

白熱した戦いの結果は次のようになりました。

優勝：山下 恵令 準クイーン (東京明静会)
準優勝：粂原 圭太郎　名人　(京都大学かるた会)
3位：岸田 諭 準名人 (篠山かるた協会)
4位：山添 百合 六段 (京都小倉かるた会)

見事優勝された山下恵令選手には、嵐山文華館・川畑館長より、京都らしさの光る扇型のトロフィーが贈られました。こちらのトロフィーは 株式会社山岡白竹堂さまより、ご厚意にて本大会に寄贈いただきました。

準優勝の粂原名人が手にされているのは副賞として優勝者・準優勝者にマッシュルームトーキョー様より贈られたジャンボマッシュルームです。また全出場選手の皆様に、株式会社肉山様より記念品としてお食事券も贈呈されました。

またちはやふる基金では大会中、中継会場となった「ご清遊の宿 らんざん」にて、Tシャツやスポーツタオル、アクリルキーホルダーなど、基金オリジナルグッズの先行販売を行いました。これらのグッズは近く、ちはやふる基金公式サイトでも販売開始予定です。

当日の試合の模様は全日本かるた協会公式You Tubeチャンネルより配信され、併設のチャットルームにはちはやふる基金からも末次や人気Twitterアカウント、たらればさん（@tarareba722）が参加。大変な盛り上がりを見せました。動画は下記URLにて現在もご視聴可能ですので当日に見逃した方もこの機会にぜひご覧ください。

小倉百人一首競技かるた 第1回ちはやふる小倉山杯

【1回戦】小倉百人一首競技かるた 第1回ちはやふる小倉山杯

【2回戦】小倉百人一首競技かるた 第1回ちはやふる小倉山杯

【決勝戦】小倉百人一首競技かるた 第1回ちはやふる小倉山杯

大会終了後には出場選手の皆様から「楽しかった！」という嬉しい声も聞かれた本大会。
改めて主催の全日本かるた協会さま、嵯峨嵐山文華館さまのご尽力と、ご来場いただいたみなさまとに、心より感謝いたします。

来年に予定されている第２回もちはやふる基金として引き続きさまざまなお手伝いをさせていただければと思いますので、みなさまからのご支援を心よりお待ちしております。

また実はこの大会中、別室にて全日本かるた協会・松川会長、楠木早紀永世クイーン、そしてちはやふる基金発起人・末次由紀の３名によるスペシャル鼎談の収録を行いました。大変貴重なここでのお話は4/1発売予定の『BE LOVE』（講談社）や東洋経済オンラインにて紹介されるほか、本サイトでも、全5回に分けて公開していきます。どうぞお楽しみに！

＜掲載記事 4/9現在＞
【毎日新聞】ちはやふる小倉山杯　白熱トップレベルの戦い　右京　／京都

【東洋経済オンライン】ちはやふる｣のモデルになった人たちの"現在"
｢畳の上の格闘技｣競技かるたの"醍醐味"

【東洋経済オンライン】人気爆発｢競技かるた｣が直面する悩ましい問題
"全員がアマチュア"という世界で必要なこと