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2020.06.12

「競技かるたONLINE高校生大会」への協賛のお知らせ

2020/06/12(火)

ちはやふる基金を応援してくださるみなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。


今年、突如として発生した新型コロナウィルスの驚異は、競技かるたの世界にもさまざまな影響を及ぼしました。特に大勢の人が屋内に集い、二者が向き合って行う競技かるた大会は、屋外競技等に比べても感染リスクが高いと考えられ、今年予定されていた多くの大会について、すでに延期や中止が決定されています。


中でも、全国高校選手権の中止の一報には、基金発起人である末次由紀を始めとし、基金一同、大変に心を痛めております。千早や太一、新のように、青春をかけて厳しい練習に励んでこられた高校生の皆さん、特にこれが最後の大会となったであろう3年生の皆さんの悔しさを思うと、ちはやふる基金として、何か少しでもできることはないだろうかと考えて参りました。


そんな中、「結びつくかるた会」代表の西崎良さんが発起人となって「競技かるたONLINE高校生大会」の開催を企画されているとのご連絡をいただきました。

7月26日に開催を予定されているこの大会は、Beta Computing社よりリリースされている「競技かるたONLINE」というアプリを使い、スマートフォン又はタブレット上で試合を行います。そのため、3密状態を発生させることなく、競技を行うことができます。また、オンライン上での大会ですので、遠征費用等を気にすることなく、世界中どこからでも参加が可能です。


発起人の西崎さんは、企画された動機について次のように語られています。


"競技かるたONLINEは、石川県のBeta Computing社が開発された、競技かるたの再現をイメージしたアプリケーションです。アプリケーションであるため、当然ながら日本の伝統文化である対面形式の競技かるたとは大きく異なりますが、高校生たちがかるたに関連する思い出を1つでも多く作る一助になれたらと思い、この大会を企画しました。"

(「かるたの甲子園」初の中止を受けて 高校生オンライン大会の計画が発表 /ニュースサイトしらべぇより)




私たちちはやふる基金も西崎さんのこういった思いに深く共感し、本大会に協賛させていただくこととなりました。末次由紀による描き下ろしイラストのご提供、また開催資金の支援等を行います。





© 末次由紀/講談社



現在決定している本大会への参加校は、東京都から7校を筆頭に全国から17校、また海外からの参加校も含め、計20校とのことです。6/30まではさらに継続して参加校を調査されていますので、詳細は下記概要か、公式Twitterアカウントよりご確認ください。






■競技かるたONLINE 高校生大会 公式Twitterアカウント

https://twitter.com/CarteOnline


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競技かるたのオンライン高校生大会が開催決定 『ちはやふる』描き下ろしイラストも



ぜひ沢山の高校生にご参加いただくとともに、少しでも多くの方に、この挑戦的な取り組みに関心をもっていただけましたら幸いです。周知のご協力を、何卒よろしくお願いいたします。



さて、大きな環境の変化の中で、みなさまはどんな自粛期間を過ごして来られたでしょうか。お子さんをお持ちのご家庭の方からは、家族で百人一首を覚え、かるたを始めた、といった嬉しい声も聞かれました。緊急事態宣言が解除されたとはいえ、未だ大きな大会が開催できる見通しは立っていません。そんな中でも、少しでも競技かるたがみなさんの身近なものであり続けられるよう、ちはやふる基金では引き続きさまざまな活動を続けて参ります。ぜひ、ご寄付やチャリティーグッズでのご支援をよろしくお願いいたします。



<ちはやふる基金への寄附はこちらから>


<ちはやふる基金チャリティーグッズの購入はこちらから>




余談ですが、Webメディア「ほぼ日刊イトイ新聞」にて現在、末次由紀の意外な自粛生活の過ごし方が公開されています。よろしければこちらもぜひご一読ください。



私の「新しき生活様式」 

拡大家族という愛のカタチ/末次由紀


https://www.1101.com/n/s/gakkou_contents_newlifestyle/2020-06-08.html